シャンパンに氷を入れるのはあり?キャバ嬢が知っておきたいマナーとお客様への伝え方

シャンパンに氷を入れているのを見ると「本当に入れてもいいの?」「お客様に失礼にならない?」と気になる方も多いはず。キャバクラでは一般的なテーブルマナーとは違う部分もあるからこそ、正しい知識を持って活用しましょう。
この記事では、シャンパンに氷を入れるメリットやマナー、お客様へのスマートな伝え方をまとめました。今日から実践できる内容ばかりなので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
シャンパンに氷を入れるのはダメ?キャバクラと一般ルールの違い

「氷なんて入れてもいいの?」と思われがちですが、実はシーンによって扱い方が変わります。シャンパンに氷を入れるのが理にかなっているケースもあるので、状況別の考え方を知っておきましょう。
シャンパンに氷を入れる飲み方についてポイント別に紹介します。
一般的には氷を入れて飲むのはレア
シャンパンはワインクーラーでしっかり冷やしてからグラスに注ぎ、そのまま味わうのが基本の飲み方。レストランやホテルなどのフォーマルな場では、グラスに直接氷を入れる飲み方は想定されておらず、一般的ではありません。
そのため、特に高級レストランなどでシャンパンを飲むときは、氷を入れずに提供された温度のまま楽しむのが基本です。
キャバクラの現場では事情が変わる
キャバクラでは氷を入れて飲みやすくしたり、炭酸を落ち着かせたりするのは、長時間の接客を笑顔で乗り切る工夫として広く知られています。
もちろんお店によって考え方に違いはあるものの、シャンパンに氷を入れるのには合理的な理由があるのを知っておくのも、現場で困らないための第一歩です。
結論!TPOと声のかけ方次第で失礼にならない
結論として、氷を入れるのが絶対にダメというワケではありません。大切なのは、店内の雰囲気やお客様のタイプを把握したうえで、ひと言声をかけてから氷を入れて飲む姿勢です。
何も言わずにいきなり氷を入れてしまうと、お酒好きなお客様ほど「勝手に薄められた」と悪い印象を持たれてしまいかねません……。ですが「少し飲みやすくしたいので氷を入れてもいいですか?」と尋ねれば印象はガラッと変わります。
お店ごとのルールがあるなら、そのルールを優先するのも忘れずに。
丁寧なコミュニケーションを心がければ、氷を入れるのがマイナスに働くことはほとんどありませんよ。
シャンパンに氷を入れる4つのメリット

実はシャンパンに氷を入れるのは、キャバ嬢にとってうれしいメリットがたくさんあります。ここでは、シャンパンに氷を入れて得られる代表的なメリットを見ていきましょう。
①ぬるいシャンパンを冷やす
シャンパンをおいしく飲める温度は、一般的に8〜10度前後とされています。基本的にはその温度になるようワインクーラーや冷蔵庫で冷やされますが、忙しい時間帯やイベント日は冷蔵管理が追いつかず、ボトルが十分に冷えていないまま提供されるケースも……。
そんなときに氷を入れれば、時間をかけずに温度を下げられてシャンパンをおいしい状態に近づけられます。
シャンパンの冷蔵が追いついていないときは、お客様にひと言謝罪を伝えたうえで、氷を入れてもよいか尋ねるのがおすすめです。
②飲みやすくなるので飲むペースを保ちやすい
シャンパンのアルコール度数は12%前後と高め。複数のお客様の席を回りながら乾杯を重ねるキャバ嬢にとって、一晩に何杯も飲み続けるのは体への負担が大きくなりがちです……。
氷を入れるとシャンパンが水で薄まるため、口当たりが軽くなり、飲みやすく感じることがあります。
無理をせず、自分のペースを守ることを意識しましょう。
③炭酸によるお腹の張りを抑えて最後まで笑顔で接客できる
シャンパンは炭酸が強いお酒なので、飲む量が増えるとお腹が張って苦しくなってしまいます。そこで氷を入れて軽くかき混ぜれば炭酸が落ち着き、刺激が弱くなったと感じられる場合があります。
万全な体調で接客するためにも、氷は接客に役立つアイテムだといえます。
④氷を入れる前提で作られた銘柄をおいしく飲める
モエ・エ・シャンドンのアイスアンペリアルなど、氷を入れて飲むのを前提に作られたシャンパンも存在します。トロピカルな風味が特徴のアイスアンペリアルは、氷を入れて甘くさっぱり飲めるよう設計されている銘柄なんです。
氷を入れるのが想定された銘柄はお客様との会話を広げるうえでも役立つので、自分が働いているお店で取り扱っているか確認したうえで、お客様に提案してみてくださいね。

シャンパンに氷を入れるときの所作&トーク術

氷を使うメリットがわかっても、伝え方や所作を間違えるとお客様に失礼な印象を与えてしまいかねません……。ちょっとした声のかけ方や動作ひとつで、お客様が受ける印象は大きく変わりますよ。
ここでは、実際に氷を入れるときに意識したい所作とトーク術を紹介します。
無言で入れるのはNG!必ずひと声かける
体への負担を減らすための工夫だとしても、お客様に無断で氷を入れるのは避けましょう。シャンパンに詳しいお客様ほど、無言で氷を入れる様子に違和感を覚えてしまいます。
高価なお酒を入れてくれたお客様への敬意としてひと言尋ねるのがマナー。
ひと声かけるだけで、気遣いや丁寧さがしっかり伝わり、氷を使いたい理由もきちんと説明できますよ。
お客様へのスマートな伝え方フレーズ集
お客様に声をかけるときは、押しつけがましくならない言葉選びを意識しましょう。「あまり冷えていなかったので氷を入れてもいいですか?」「炭酸が強めなので、氷を入れて飲もうと思うんですが大丈夫ですか?」とやわらかい言葉を選んで尋ねるのがポイントです。
丁寧な声かけはお客様からも好印象で、指名やリピートにつながるきっかけも作れるでしょう。
ゆっくりかき混ぜて炭酸を守る
氷を入れたあとにかき混ぜると炭酸を弱められますが、勢いよくかき混ぜすぎれば、炭酸が一気に抜けてしまいます。シャンパンならではの華やかな泡立ちが失われてしまうと、見た目の楽しさも半減してしまうので、ゆっくりかき混ぜましょう。
マドラーを使うときはやさしく2〜3回ほど混ぜる程度にとどめるのがポイント。
お客様との会話を楽しみながら、ゆっくり時間をかけて調整していくイメージを持つと吹きこぼれを防ぎながら混ぜられますよ。
氷NGなお客様への代替テクニック
高級銘柄が入ったときや、お酒に詳しいお客様を対応するときは、氷以外の方法でシャンパンを飲みやすくする引き出しを持っておくと安心です。グラスに注いでから少し時間を置き、炭酸を自然に落ち着かせる方法なら、会話を楽しみながら待つだけなので違和感なく取り入れられるでしょう。
飲む前にしっかり冷やし直すだけでも、温度が整って口当たりがやわらかくなります。どんな席でも焦らず対応できるよう、複数の引き出しを用意して対策できれば、自信を持って接客できるはずです。
シャンパンをどうしても飲みきれないときの対処法が気になる方は、こちらもあわせてチェックしてみてください。

お酒が弱くても稼げる!シャンパンを無理なく乗り切る裏技

お酒があまり強くない方でも、ちょっとした工夫を取り入れればシャンパンが入った席を無理なく乗り切れます。無理せず楽しく働き続けるためのヒントとして、ここでは現場で使いやすいシャンパンを乗り切る裏ワザを見ていきましょう。
黒服(ボーイ)と事前に合図・連携を作っておく
シャンパンが入りそうな席では、あらかじめ黒服(ボーイ)に体調やお酒の強さを伝えて、万が一のときもフォローしてもらいましょう。例えばグラスの様子を見ながらタイミングよく声をかけてもらったり、場の空気を盛り上げるサポートをしてもらったり……。
黒服との連携がうまくいけば、体調が優れないときでも安心して席に入れます。
お客様のグラスに多めに注ぎ、場を盛り上げて飲んでもらう
シャンパンが入った席では、キャバ嬢ばかりが飲み続ける必要はありません。お客様のグラスに多めに注ぎながら、乾杯やシャンパンコールで場を盛り上げれば、自然とお客様にも楽しく飲み進めてもらえるでしょう。
自分のペースを守りながら場を華やかに演出するのは、体への負担を減らしつつお客様にも喜んでもらえる、一石二鳥のテクニックですね。
シャンパンを飲みきれないからと捨てるのは、お客様が不快感を覚えてしまうほか、お店の評判が落ちる原因にもなりかねません。シャンパンを飲みきれないときの乗り切り方については、こちらもぜひ参考にしてください。


お酒に氷を入れるときのよくある質問

最後に、シャンパンと氷にまつわる疑問について、よくある質問形式でまとめて解説します。新人キャバ嬢さんはもちろん、経験者の方も復習用としてぜひ活用してください。
シャンパンに入れる氷は何個くらい?
氷を入れる個数に、すべてのシャンパンに共通する決まりはありません。
最初は1個だけ入れて「それでも炭酸や風味が強い」「十分に冷えていない」と感じたら、もう1個入れて、と、少しずつ足してちょうどよいバランスを目指しましょう。
もちろんお店で用意されている氷の大きさや注文が入ったシャンパンの銘柄によってベストな氷の個数や飲み方は変わるので、少しずつ調節して無理なく飲める方法を見つけてくださいね。
シャンパンに氷を入れると味が落ちる?
シャンパンに氷を入れると、氷が溶けて水分が加わるため、本来の味わいや香りとは異なる印象になることがあります。シャンパンは産地や製法にこだわって作られたお酒なので、水分で薄まれば、造り手がこだわって生み出した繊細な風味が落ちかねません……。
また、グラス内の温度が急に下がると炭酸ガスの動きも変わり、美しい泡立ちが弱まるケースも。
目的に合わせて使い分けるのも大切なので、その場の状況に合わせて氷も活用してくださいね。
お客様に氷を勧められたときの断り方は?
なかにはキャバ嬢への気遣いから氷を勧めてくれる方もいます。基本的には、笑顔で素直に受け入れるのがよいですが、お酒の好みの飲み方やペースを大切にしたいときは、やわらかい言葉で丁寧に断りましょう。
「少しだけ入れてもらえますか?」と伝えて氷の量を少なめにして入れたり、「すみません、歯を治療したばかりで冷たいのがしみやすくて……」と、体調などを理由に断ったりするのも選択肢のひとつ。
お客様の気遣いに感謝を伝えながら、うまく着地点を見つけてくださいね。
シャンパン以外に氷を入れていいお酒は?
氷の扱い方は、お酒の種類によって変わります。ウイスキーやブランデーは氷を入れるのが一般的な飲み方なので、氷を入れても問題ありません。焼酎も水割りやロックが定番の飲み方で、氷との相性がよいお酒でしょう。
お酒ごとの基本的な知識を持っておくと、お客様から飲み方について話題が出たときにも自信を持って会話できるでしょう。
ドンペリなどの高級シャンパンに氷を入れても大丈夫?
ドンペリニョンやクリュッグといった高級銘柄のシャンパンは、氷を入れる前にいつも以上に丁寧な確認を心がけましょう。高級銘柄は出費も大きく、なかにはお酒そのものにこだわりを持って楽しんでいる方もいらっしゃいます。
断りなく氷を入れてしまうと、せっかくの楽しい雰囲気を壊しかねないので注意しましょう。氷を入れてもよいかを丁寧にたずねたうえで、お客様の気持ちを最優先にした対応を心がければ、高級銘柄が入った席でも安心して過ごせるはずです。
高級シャンパンの相場や種類ごとの選び方が気になる方は、こちらもあわせてご覧ください。

まとめ:キャバ嬢として氷の使い方もマスターしよう♡
シャンパンに氷を入れるのは、本来は控えるべき飲み方とされていますが、キャバクラでは炭酸やアルコールの負担を減らしながら飲むための工夫として取り入れられています。もちろんお客様によって氷を入れても印象が落ちないかは変わるので、氷を入れるときはお客様にひと言断りを入れて、反応を伺いましょう。
こうした現場の知恵は、実際にお店で働きながら少しずつ身についていくもの。キャバクラやガールズバーのお仕事に興味が出てきたら、まずは体入から雰囲気を確かめてみるのがおすすめです。
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