キャバクラで「早上がり」が多いと危険!されやすいキャバ嬢の特徴と回避方法

キャバクラで働いていると、突然「今日は早上がりで」と告げられることがあります。せっかく出勤したのに売上を稼げず、予定していた収入が得られないのは困りますよね。早上がりは多くのキャバ嬢が経験する悩みのひとつですが、なぜ早上がりが起こるのか、どうすれば避けられるのかを知らない方も多いのではないでしょうか。
早上がりが続くと生活費が足りなくなったり、モチベーションが下がったりと、さまざまな影響が出てきます。
この記事では、キャバクラの早上がりの仕組みや対象になりやすいキャバ嬢の特徴、早上がりを避けるための具体的な方法まで詳しく解説します。今の働き方を見直すきっかけにしてみてください。
キャバクラでされる「早上がり」とは

キャバクラにおける早上がりとは、予定していた勤務時間よりも早く退勤させられることを指します。通常は夜の時間帯まで働く予定でも、お店の状況によって途中で帰されてしまうのです。
早上がりが発生する主な理由は、お店の客入りが悪いときです。お客様の数に対してキャバ嬢の人数が多すぎる場合、黒服は売上効率を考えて一部のキャバ嬢を帰すことになります。この判断は店舗の経営上の都合によるもので、キャバ嬢側が選べることではありません。
また、指名のお客様ばかりが来店している場合も早上がりの対象になることがあります。指名客がいないキャバ嬢は接客の機会が減るため、帰される可能性が高まります。
キャバ嬢が早上がりさせられるデメリット
早上がりされることで、キャバ嬢にはいくつもの大きなデメリットが生じます。主なデメリットは以下です。
- 収入が減る
時給制で働いている場合、働いた時間分しか給料が発生しないため、予定よりも早く帰されると当然その分の収入がなくなります。月末に生活費が足りなくなる原因にもなりかねません。 - 時間を無駄にする
せっかくお店に来るための準備をしたのに、短時間で帰されるのは精神的にもつらいものです。ヘアセットやメイク、衣装の準備には時間もお金もかかりますし、交通費もかかっています。それなのに十分に働けないとなると、コストパフォーマンスが非常に悪くなってしまいます。 - モチベーションの低下
早上がりが続くと「自分は必要とされていないのではないか」と感じてしまい、仕事への意欲が失われていきます。お店への信頼感も薄れ、他の店舗への移籍を考えるきっかけにもなるでしょう。
早上がりは単なる時間の問題ではなく、キャバ嬢のキャリアや生活全体に影響を与える深刻な問題なのです。

キャバクラで早上がりが違法にならない理由

キャバクラで早上がりをさせられても、それが違法にならないケースがほとんどです。
一般的な会社員であれば、勝手に早く帰らされることは労働基準法違反になる可能性がありますが、キャバクラの場合は雇用形態が異なるため法律の適用が変わってきます。
キャバ嬢は個人事業主が多い
キャバクラで働くキャバ嬢の多くは、個人事業主として業務委託契約を結んでいます。つまり、お店と雇用関係にあるわけではなく、フリーランスとして働いているという扱いになるのです。そのため、労働基準法などの労働者を守る法律が適用されません。
ただし、実際には契約書の内容や勤務実態によって判断が変わることもあります。勤務時間が厳格に決められていたり、お店の指示に従わなければならない状況が続いていたりする場合は、実質的な雇用関係があると判断される可能性もあります。
とはいえ、多くのキャバクラでは個人事業主としての契約が一般的なため、早上がりが違法とされるケースは少ないのが現状です。
キャバクラで早上がりの対象になりやすいキャバ嬢

早上がりは誰にでも平等に起こるわけではなく、特定の条件に当てはまるキャバ嬢が対象になりやすい傾向があります。お店側も経営を考えて判断しているため、売上に貢献できていないキャバ嬢から順に帰されることが多いのです。
ここでは、早上がりの対象になりやすいキャバ嬢の特徴をいくつか紹介します。
指名がないキャバ嬢
指名のお客様がいないキャバ嬢は、早上がりの対象になる可能性が非常に高いです。お店にとって、指名客を持っているキャバ嬢は確実に売上を生み出してくれる存在なので、優先的に残してもらえます。一方で指名がない場合は、フリーのお客様を接客することになりますが、お客様自体が少ない日にはその機会すらありません。
指名がないキャバ嬢は、お店の売上に対する貢献度が低いと見なされるため、黒服からの優先順位も下がってしまいます。同じ時給であっても、売上を作れるキャバ嬢とそうでないキャバ嬢では、お店にとっての価値が大きく異なるのです。
指名を増やすことは、早上がりを避けるための最も重要なポイントといえるでしょう。
新人や経験の浅いキャバ嬢
新人や経験が浅いキャバ嬢も早上がりの対象になりやすい傾向があります。入店してまもない時期は、まだお客様との関係を築けておらず、指名もほとんどない状態です。お店側としても、新人はまだ接客スキルが未熟な場合が多いため、ベテランのキャバ嬢を優先して残すことが多くなります。
新人のキャバ嬢は、お店のシステムや接客マナーを覚えることに精一杯で、積極的に売上を作るところまで手が回らないこともあります。そのため、お客様が少ない日には教育の意味も込めて早めに帰されることがあるのです。
また、経験が浅いキャバ嬢は場の雰囲気を読むのが難しかったり、お客様との会話が続かなかったりすることもあります。そうした状況では、黒服から見ても即戦力とは言えないため、人員整理の際には早上がりの候補に入りやすくなってしまうのです。
勤務態度や協調性に問題があるキャバ嬢
勤務態度が悪かったり、お店や他のキャバ嬢との協調性に欠けるキャバ嬢も、早上がりの対象になりやすいです。
特に黒服からの評価が低いキャバ嬢は、客入りが悪いときに真っ先に声をかけられます。たとえ売上がそこそこあったとしても、お店の雰囲気を乱す存在だと判断されれば、優先的に帰されることもあるのです。キャバクラはチームワークが大切な職場なので、協調性がないと長く働き続けるのは難しくなります。
また、お客様への対応が雑だったり、無愛想だったりする場合も問題です。そうしたキャバ嬢がいると、お店全体の評判が下がる可能性があるため、黒服は早めに帰すことで被害を最小限に抑えようとします。勤務態度を改善することは、早上がりを避けるだけでなく、キャバクラで長く活躍するためにも欠かせない要素です。
時給が高すぎるキャバ嬢
意外かもしれませんが、時給が高いキャバ嬢も早上がりの対象になることがあります。お店の経営状況が厳しいときや客入りが悪い日には、人件費を抑えるために高時給のキャバ嬢から帰されるケースもあるのです。
特に売上に対して時給が見合っていないと判断された場合、お店側はコスト削減の観点から早上がりを命じることがあります。
時給が高い理由は、過去の実績や交渉の結果などさまざまですが、現在の売上がそれに見合っていなければ、お店にとっては負担になってしまいます。そのため、同じ程度の売上であれば、時給の低いキャバ嬢を残した方がコストパフォーマンスが良いという判断になるのです。
高時給を維持したいのであれば、それに見合うだけの指名客や売上を確保する必要があるでしょう。
早上がりが頻発するキャバクラの特徴

早上がりが頻繁に起こるお店には、いくつかの共通した特徴があります。お店の経営状態や客層によって、早上がりの頻度は大きく変わってくるのです。
ここでは、早上がりが多いキャバクラに見られる典型的な特徴を紹介します。
客入りが悪い
最も分かりやすい特徴は、お店全体の客入りが悪いことです。お客様の数が少なければ、それだけキャバ嬢の人数も減らさなければなりません。立地が悪い、宣伝が不足している、料金設定が高すぎるなど、さまざまな理由で集客がうまくいっていないお店では、早上がりが日常的に発生します。
客入りの悪さは季節や曜日によっても変わりますが、恒常的に客足が少ないお店では、キャバ嬢を十分に働かせることができません。特に平日の客入りが極端に少ないお店では、出勤しても数時間で帰されることが珍しくないでしょう。お店の売上が安定していないため、キャバ嬢の収入も不安定になりがちです。
こうした状況が続くと、優秀なキャバ嬢から順に他店へ移籍してしまい、さらにお店の魅力が低下するという悪循環に陥ることもあります。
指名のお客様ばかりが入る
指名客ばかりが来店するお店も、早上がりが発生しやすい特徴があります。一見すると指名客が多いのは良いことのように思えますが、指名を持っていないキャバ嬢にとっては仕事のチャンスがないということになります。フリーのお客様が少なければ、指名のないキャバ嬢は接客する機会がなく、早上がりの対象になってしまうのです。
こうしたお店では、一部の人気キャバ嬢に売上が集中し、それ以外のキャバ嬢は稼げない状況が続きます。新人や中堅のキャバ嬢が育ちにくい環境でもあり、指名を増やすチャンスすら得られないまま早上がりを繰り返すことになります。結果として、お店全体の活気がなくなり、新規のお客様も入りにくくなるでしょう。
こうした不公平な扱いが早上がりの多さにもつながっているのです。
在籍キャバ嬢の人数が多すぎる
在籍しているキャバ嬢の人数がお店の規模や客入りに対して多すぎる場合も、早上がりが頻発します。キャバ嬢の数が多ければ、それだけ一人あたりの出勤機会や接客時間が減ってしまうからです。特に小規模なお店で無理に多くのキャバ嬢を抱えていると、シフトに入れても十分に働けないという状況が生まれます。
お店側としては、多くのキャバ嬢を在籍させることで選択肢を増やしたいという意図があるのかもしれません。しかし、実際の客入りとキャバ嬢の人数がマッチしていなければ、結局は早上がりでコストを調整することになります。キャバ嬢にとっては、せっかく出勤しても働けない日が多く、収入が安定しません。
また、人数が多すぎると一人ひとりへの教育や育成も行き届かなくなります。新人が放置されたままスキルが身につかず、結果として売上も伸びないという悪循環に陥ります。
お店全体のレベルが上がらず、さらに早上がりが増えるという負のスパイラルに陥ることもあるのです。

キャバクラで早上がりにならない為には?

早上がりを避けて安定した収入を得るためには、自分自身の働き方を見直すことが大切です。お店の状況はコントロールできませんが、自分の行動や努力次第で早上がりの対象から外れることは可能です。
ここでは、早上がりにならないための具体的な方法を紹介します。
勤務態度を見直す
まず基本となるのが勤務態度の改善です。
また、お客様への対応も丁寧にしましょう。笑顔で接する、会話を盛り上げる、お客様の話をしっかり聞くなど、基本的な接客マナーを徹底することで、お客様からの評価も高まります。そうした積み重ねが指名につながり、結果として早上がりのリスクを減らすことができるのです。
さらに、お店全体のことを考えて動ける姿勢も大切です。困っている他のキャバ嬢を助けたり、お店の雰囲気作りに協力したりすることで、黒服からの信頼を得られます。こうした協調性のある行動は、早上がりの対象を決める際にもプラスに働くでしょう。
指名客を増やす努力をする
指名客を増やすことは、早上がりを避けるための最も効果的な方法です。指名があれば、そのお客様が来店する限り確実に接客の機会が得られますし、お店からの評価も高まります。指名を増やすためには、お客様との信頼関係を築くことが何よりも大切です。
お客様の好みや話題を覚えておく、定期的に連絡を取る、来店のお礼をきちんと伝えるなど、細やかな気配りが指名につながります。また、お客様が楽しめる会話を提供したり、特別感を演出したりすることも重要です。一度来てくれたお客様を大切にし、リピーターになってもらう努力を続けましょう。
さらに、営業の連絡も効果的です。お店のイベントやキャンペーン情報を伝えたり、久しぶりに来店してほしいとお願いしたりすることで、お客様との関係を維持できます。ただし、しつこくしすぎると逆効果なので、適度な頻度と内容を心がけることが大切です。
売上を意識した接客をする
早上がりを避けるためには、ただ接客するだけでなく、売上を意識した働き方も必要です。お店にとって利益を生み出すキャバ嬢は貴重な存在なので、早上がりの対象から外れやすくなります。
具体的には、お客様にドリンクや延長を提案したり、次回の来店予約を取ったりするなど、積極的に売上につながる行動を取りましょう。
売上を上げるためには、お客様が気持ちよくお金を使える雰囲気作りが大切です。無理に勧めるのではなく、自然な流れでドリンクや延長を提案することで、お客様も嫌な思いをせずに応じてくれます。また、お客様との会話の中で相手のニーズを汲み取り、それに合った提案をすることも効果的です。
黒服は各キャバ嬢の売上をしっかりチェックしているため、コンスタントに結果を出しているキャバ嬢は高く評価されます。売上が安定していれば、たとえ客入りが悪い日でも優先的に残してもらえる可能性が高まります。自分の売上データを把握し、目標を持って働くことも大切です。
黒服(ボーイ)との関係を良好に保つ
黒服との関係性も、早上がりを避けるうえで重要な要素です。黒服はお店の運営を担う存在であり、誰を残して誰を帰すかを決める権限を持っています。日頃から黒服とコミュニケーションを取り、良好な関係を築いておくことで、早上がりの対象から外れやすくなります。
黒服に対しても礼儀正しく接する、指示には素直に従う、困ったときは相談するなど、信頼関係を作る努力をしましょう。黒服もチームの一員として一緒に働いているという意識を持つことが大切です。また、お店の売上や雰囲気作りに協力する姿勢を見せれば、黒服からの評価も自然と高まります。
黒服との良い関係は、早上がりを避けるだけでなく、キャバクラで長く働くうえでも大きなメリットになります。
繁忙日やイベント日に出勤する
早上がりのリスクを減らすためには、出勤日の選び方も重要です。金曜日や土曜日などの繁忙日や、お店がイベントを開催する日に出勤すれば、客入りが良いため早上がりになる可能性は低くなります。逆に、平日の客入りが少ない日に出勤すると、早上がりの対象になりやすくなってしまいます。
お店のスケジュールやイベント情報をチェックし、できるだけ忙しい日に出勤するよう調整しましょう。繁忙日は体力的にハードですが、その分しっかり稼げますし、お客様と接する機会も増えるため指名獲得のチャンスも広がります。また、忙しい日に積極的に出勤することで、黒服からの信頼も得られるでしょう。
また、平日でも定期的に出勤することで、お客様との関係を継続しやすくなります。曜日ごとの客層の違いを把握し、自分に合った出勤スタイルを見つけましょう。
他のお店への移籍も視野に入れる
どれだけ努力しても早上がりが続く場合は、そのお店自体に問題がある可能性が高いです。
客入りが恒常的に悪い、キャバ嬢の人数が多すぎる、経営方針に問題があるなど、お店側の事情で早上がりが避けられないこともあります。そうした場合は、思い切って他のお店への移籍を検討することも一つの選択肢です。
キャバクラはお店によって雰囲気や客層、待遇が大きく異なります。今のお店で結果が出なくても、環境を変えることで活躍できる可能性は十分にあります。特に客入りが良く、新人育成に力を入れているお店であれば、安定して働けるチャンスが広がるでしょう。移籍を考える際は、体験入店などを利用してお店の雰囲気を確かめることが大切です。
ただし、移籍する前に今のお店で改善できることがないか、もう一度見直してみることも必要です。安易に移籍を繰り返すと、どのお店でも長続きしなくなる可能性があります。
自分の努力と環境の問題を冷静に分析し、最善の選択をするようにしましょう。
まとめ:キャバクラの早上がりは生活に影響が出る!あまりに多い場合は移籍も検討しよう
キャバクラの早上がりは、収入の減少やモチベーション低下など、キャバ嬢の生活に大きな影響を与える問題です。早上がりの対象になりやすいのは、指名がない、勤務態度に問題がある、新人など特定の条件に当てはまるキャバ嬢です。
早上がりを避けるためには、指名客を増やす、売上を意識した接客をする、勤務態度を改善するなど、自分でできる努力をしっかり続けることが大切です。また、黒服との良好な関係を保つことや、繁忙日に出勤するといった工夫も効果的でしょう。
しかし、どれだけ頑張っても早上がりが続く場合は、お店自体に問題がある可能性があります。そうした状況では、思い切って他のお店への移籍を検討することも必要です。自分に合った環境で働くことが、安定した収入とやりがいのある仕事につながります。
早上がりに悩んでいるなら、是非利用して今の働き方を見直してみましょう。




